やきもち王子



「でも手を握るのはやっぱり許せない」

さっきまでの優しい微笑みはどこへやら
秀は不機嫌!って感じの顔で美和に訴えた


「なによー!
 二人してあたしの台本にケチつけて!」

美和はぷーっと頬を膨らまして怒った。

わたしも美和みたいに可愛く素直に
できたらなぁ……

「ケチじゃないけど、こんな恥ずかしい
こと言えないよ!;」

「ん〜……じゃあちょっとだけ直す…」


わたしの必死の訴えにかなり
台本は修正された。
(お姫様が手を握られるシーンはなくならなかったけど 笑)


そしていよいよ本格的に練習が
始まりました。


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