やきもち王子


「秀!!」

幕がおりてすぐわたしは秀の所へ走った。


「あ、はるー」


秀がふにゃっと笑った。
うぅ!何その笑顔……可愛い//

怒ろうと思って走っていったのに
そんな気持ちはしゅるしゅる〜と
なくなってしまった。


座っている秀に目線を合わせるために
わたしもしゃがむ。

「…熱、平気?」

秀の顔を見るといつもより頬が赤い。
様子がおかしいのは明らかだし……心配。

わたしの心配なんて知らずに秀は
ふにゃふにゃ笑ってる。(可愛いし!)


「うん。ありがとー

はる しゅきー!」


しゅ、しゅき!?

何その可愛い言葉づかい!!?
全部ひらがなだよ!?

て・ていうか好きって………//
いつもとキャラ違うし!!
何その甘えたな可愛いキャラ……

不覚にもキュンとしちゃったよ!照


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