☆関東番長は俺の女☆



「ねぇ知ってる?昨日の事件。」

「知ってる知ってる。あれでしょ……警察が狙ってた不良っていうかヤクザが路地裏で意識不明の重態で見つかったってやつ。」

「そうそう。怖いよねー。なんでも近くに目撃者はいないんだって。」

「まじ!?」

「うん。っていうかそういえば彼がねー……」









なんだ……?

今日はヤクザの話でもちきりで。

なんかあったのか?



俺は普段ニュースとか新聞は見ない。気になるニュースは全部陽から聞いてたし……

多分今日も陽がなんか言うだろ……




と思っているのもつかの間、俺の前に陽が来た。

「お前あのニュース知ってるか?」

「どうだと思う?」

「知らないな。しょうがない、説明してやるよ。」

「ははー。ありがたき幸せぇ。」

俺はわざと大袈裟に言った


いつもなら、「大袈裟」って言ってつっこむのに今日はそのつっこみはなかった。



「あのな……」
「俺のボケは無視か!」

「知りたくないならいいけど。俺困んないし。」


「あぁー。なんでもないっ。でっ?」


「ふぅ。まぁ大体は耳にしてるだろうが……」



と、陽に長々と細かく説明された。で、簡単にまとめた。


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