☆関東番長は俺の女☆
「陽じゃねぇか。」
「おう、久しぶり。」
こいつは俺の小学からのだちだ。俺の唯一無二の親友。
「なんだお前、この学校受験したのか。」
「あぁ。校舎は綺麗だし、進学率は高いしな。涼樹はなんでここを?」
「あっ……それはだな……ききたいかっ?俺がここを受験した理由。」
「そりゃ気になるだろ。」
「実はだな、俺はこの高校で天下をとる。」
「………」
「………」
なっ……なんだよおいっ。
急にだまりやがって。
なんなんだっ…
「涼樹……それはやめといた方がみのためだぞ。」
「……?はぁ?なんでだよ。さっきからここの奴ら見回してみたけどよ、強そうな奴いなかったぜ。」
「………お前知らないのか??」
「……はっ?なにをだよ。」
「はぁ……お前よく知らないでこの学校受験したな。」
「だから!なにを知らないんだよ!もったいぶってないで言えよ。」
「確かお前のクラスだったっけ……仲里藍って。」
……
………
…………
ん??
その名前はどっかで……
「あっ!俺の隣の席の奴だ。なんでも今日は欠席とかいう……」
「……そうか……可哀相な奴だよ。お前は。」
はっ……?
意味わかんねぇだろ。
なんで俺が可哀相なんだ?
「なんで俺が可哀相なんだよっ……?」
俺はむかついた。
だけど、
この言葉を聞くまでは……
「なんでって……その仲里藍ってやつ……関東の番長だぞ。」
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