君と共に
「つまんないー」
「お前バカじゃね?」
「う、うるさいなぁ!」
そりゃ、あたしだって顔くらい見とけばよかったって思うよ。
でも、そんな事言わなくていいじゃん。
「まぁ、あいつがいたんなら仕方ないんじゃない?」
「んー、まあね」
「…確かになぁ」
奏太の言葉にみんな納得した様子。
この三人は全部知ってるから。
あいつっていうのは、あたしの元彼なワケで。
話題にはあまり…とゆうか、絶対出したくない。
いつか。
思い出しても平気な時がきたら、あたしは前に進めるんだと思う。
そうしたら、きっと笑顔で誰かにはなせるんだろうな。