君と共に


「ええ。またいつでもいらしてね。」


「はい。」


それじゃあ、と言ってレンは帰っていった。

なんか今日は疲れた……

早く寝よう。


「ホント良い子ね~。
やっぱり育ちが違うからかしら……」


家に入る時も、ご飯たべてる時も。

ずっと、ずっと、ずーっと。

お母さんは終始笑顔でレンを褒めていた。


もちろん、あたしは聞き流していたけれど。

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