君が眠れば
僕は君を抱いて眠りたいと願うのです
訪れたクロレラに、ガラは最初は不機嫌だった。
けれども頑としてクロレラは譲らず、結局はガラが折れた。
嫌じゃないのだ、本当は。
けれど、嫌だったのだ。
「クロレラ」
気がついたらもう体を起こすこともできなくなっていた。
あれ以来、誰も手にかけていないが、加速した呪いはもはや誰にも止めることができないという。
内臓が悲鳴をあげるのが先だった、ということだがそれがいいことなのかは判断がつきかねた。
どちらにせよ、死ぬということだ。