君が眠れば

クロレラは、泣いていた。

ずっとずっと決められなかった覚悟。

けれど、動かなくなっていく彼を見ていることは出来なかった。

最期に、動かない筋肉を無理やり動かして形作られた笑みを抱いて、泣いた。



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