電波の向こう
義行の顔を見たあの日から
私の義行に対する何かが変わったような気がした。
ただ顔を見ただけなのに…
相変わらず義行とのmailの
内容は部活が大半を占めていた。
お互い、バスケ馬鹿に近かった
のかもしれない。
しかし、ある日何故か恋愛の
話になった。
義行はカッコイイから当然
彼女くらい居て恋愛経験豊富
だろうと思った。
『義行彼女いるん-?』
mail受信:義行
居ないよ〜( ̄▽ ̄〃)
予想外の返答に驚いた。
でも、mailだけの話…
多分、いや絶対嘘だと思った。