電波の向こう
嘘いってるだけ…嘘だ…
嘘、嘘…
何度も自分に言い聞かせた。
でも、私の気持ちは考えている
こととは裏腹に高鳴り
うれしかった。
義行の話によると
部活中もキャーキャー言われたりバレンタインにはチョコを
もらったりと色々ある。
けれど、告られたりすることは
全くないらしかった。
(告られていても、鈍感すぎて気づかない事を除けば)
あの気持ちの高鳴りは
いったい何だったんだろう?
“好き”という事なのかな?
いや…ただのメル友にそんな感情有り得ない!
私は、必死に“何か”を抑えた。