海よりも深い
更に拓海が続ける
「んで小5からずっとなっちゃんに勘付かれないよーに片思いしてるっつーから俺がいい加減しびれ切らしてコクれってけしかけたんだけどさ」

はぁぁ?!小5?!なんだそれ?!聞いてないしっ!
てか、お前のせいかよっ


絶句の俺に、拓海は尚も追い打ちをかける

「コクったって聞いてからその後の進展が報告ないからさ、どーなんかなーと思って。まだ付き合ってやらねーの?」

「まだ」って何だよ・・・

もー俺はとにかくしばらく振りに会った拓海が事細かに事情を知ってたことが恥ずかしいやら初耳なことの色々にビックリやらで何もしゃべれません、て状態だ
< 57 / 122 >

この作品をシェア

pagetop