海よりも深い
実は、ちょっと自信なかった
コクられた時の真剣な顔とか春夜の性格から、嘘や冗談とは思ってなかったけど、気の迷いや錯覚の可能性もあるかも。なんて考えてた

「俺も、真面目に考えてるつもりだけどモテたことないからコクられるって免疫なくてわかんねんだよ・・・」
なんて、二つも年下の拓海につい弱音を吐く。

「いや、なっちゃんフツーにモテ・・・ぶっ・・・くくっ」
拓海が、何か言いかけて急に思い出した様に肩を震わせて笑いだした
??何笑ってんの、コイツ
「んだよ?」

「いや、何も・・・」
て言いながら目に涙溜めるほど笑ってんじゃねーかよ


少し笑いが治まったのか、深呼吸して、何故か呆れたみたいな笑顔に変わった
「まーかなり、たぶんなっちゃんが思ってるよりだいぶ愛されてるねー」

???そーなの?
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