海よりも深い
『最低』
自分でもわかってるけど、今の俺にはキツすぎる一言
「中途半端なんだよ、やることが。風邪のせいにしてなっちゃんが優しいとこにつけ込んで、押し倒すとこまでして完全悪者になるならまだしも、半端なとこで守り入って、今度は向こうから声かけてくれんの待つのかよ?男らしくねー」
まくしたてられて、しかも当たりまくってて俺は一言も言い返せなかった
「・・・だな、お前の言う通りだよ」
情けないけど拓海の言う通り、謝るとか言い訳するとか、許してもらうこと考えてしまってた
しかもなっちゃんからのリアクション待ち
中途半端で最低で男らしくない。
けど殴られたような衝撃はたぶん今の俺には必要で、拓海だからくれるんだと思う
「ありがとな、俺どこがダメかわかった気する」
恥ずかしいけど素直に礼を言った俺に、拓海はもういつもの声だった
「まぁ、もう引き返せないんだから開き直れや。おまえ次第なとこもあるだろ」
自分でもわかってるけど、今の俺にはキツすぎる一言
「中途半端なんだよ、やることが。風邪のせいにしてなっちゃんが優しいとこにつけ込んで、押し倒すとこまでして完全悪者になるならまだしも、半端なとこで守り入って、今度は向こうから声かけてくれんの待つのかよ?男らしくねー」
まくしたてられて、しかも当たりまくってて俺は一言も言い返せなかった
「・・・だな、お前の言う通りだよ」
情けないけど拓海の言う通り、謝るとか言い訳するとか、許してもらうこと考えてしまってた
しかもなっちゃんからのリアクション待ち
中途半端で最低で男らしくない。
けど殴られたような衝撃はたぶん今の俺には必要で、拓海だからくれるんだと思う
「ありがとな、俺どこがダメかわかった気する」
恥ずかしいけど素直に礼を言った俺に、拓海はもういつもの声だった
「まぁ、もう引き返せないんだから開き直れや。おまえ次第なとこもあるだろ」