海よりも深い
???イヤじゃなかった・・・?

俺はありのままをしゃべることに必死で、内容がどーゆー意味かなんか考える余裕がなかった

「んー?・・・?、?、?」
思わず考え込んだ

「え、違う、の?」
拍子抜けな感じの春夜に申し訳ない気になりつつ

「えーと、そゆ意味なのか?」

とか逆に聞いてしまって仕舞いに「なんかあんまわかんねー」とか濁してしまった
春夜は俺の言葉に

「また・・・んな曖昧な」

とガックリ力抜けした
?なんかこんな構図最近もあった様な・・・

「なっちゃんそれは天然すぎ・・・」

意気消沈の春夜が恨めしそうに俺を見るけど、俺はシカトしてやった

(なんか悩まされたし、これぐらいはいいだろ)

風邪さえ治れば頑丈な弟に、俺はちょっと冷たくしてみた
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