緋色の奇跡
凌の隣
私はしゃがみこんだまま、ずっと彼を見つめていた
声がもう出ない
苦しいよ
息の仕方が分からないみたいに、息苦しい
まるで魂が抜けた人形かの様に、私はずっとそこに座っていた
何時間が経ったのかさえ、分からない
時間だけが過ぎていく
「み……瑞杞…………」
そう呼ばれた気がした
でもそれさえも、もうどうだって良いと思えてしまう
気がつけば、私はまたベッドの上にいた
いつの間にか、気を失っていたようだ
頬には涙がまだ伝っている
寝ながら泣いていたのだろうか?
私はしゃがみこんだまま、ずっと彼を見つめていた
声がもう出ない
苦しいよ
息の仕方が分からないみたいに、息苦しい
まるで魂が抜けた人形かの様に、私はずっとそこに座っていた
何時間が経ったのかさえ、分からない
時間だけが過ぎていく
「み……瑞杞…………」
そう呼ばれた気がした
でもそれさえも、もうどうだって良いと思えてしまう
気がつけば、私はまたベッドの上にいた
いつの間にか、気を失っていたようだ
頬には涙がまだ伝っている
寝ながら泣いていたのだろうか?