緋色の奇跡
帰る途中、困るのは食料とトイレ
食料は避難所を見つけるたびにお願いして分けてもらうが、それも避難所によって、言葉をかける人によって、反応はそれぞれだ
快く申し出を受け入れてくれるところもあれば、あからさまに嫌がられるところもある
それでも、何とか食料は確保できつつ、私と凌は少しずつ自宅へと近づいていた
そうして、トイレ
こればっかりは、避難所か……または公園などのトイレ
もちろん綺麗なわけがない
これがもしかしたら、1番つらいかもしれない
「凌、この自販見て!!」
突然私が驚いたような声を上げて指さすのは、見かけはどこでもあるような自動販売機
それを見た凌が、私の指す方を見て、口を開いた
「フリーベンド?」
「フリーベンド?????」
クエスチョンマークが私の頭上を飛び交う中、彼は私にその言葉の意味を説明し始めた
食料は避難所を見つけるたびにお願いして分けてもらうが、それも避難所によって、言葉をかける人によって、反応はそれぞれだ
快く申し出を受け入れてくれるところもあれば、あからさまに嫌がられるところもある
それでも、何とか食料は確保できつつ、私と凌は少しずつ自宅へと近づいていた
そうして、トイレ
こればっかりは、避難所か……または公園などのトイレ
もちろん綺麗なわけがない
これがもしかしたら、1番つらいかもしれない
「凌、この自販見て!!」
突然私が驚いたような声を上げて指さすのは、見かけはどこでもあるような自動販売機
それを見た凌が、私の指す方を見て、口を開いた
「フリーベンド?」
「フリーベンド?????」
クエスチョンマークが私の頭上を飛び交う中、彼は私にその言葉の意味を説明し始めた