緋色の奇跡
いつもより早めに今日の寝床を確保した私たち
する事もなく手持無沙汰で、公園のベンチに座ってとりあえずひと息つく事にした
「にしても、やっと半分くらい?」
「うーんたぶん……」
震源に近いほど道が崩壊していたため、周り道をする羽目になった私たちは、ようやく今日で半分帰ってきたと言ったところだろう
「あと何日かかるかな~」
うーんと背筋を伸ばしながら私が空を見上げていると、突然可愛い声の主に声をかけられた
「ねぇねぇ」
その声の聞こえる方を見ると、そこに立っていたのは1人の女の子
パッと見、幼稚園か小学生と言ったところだろうか?
「どーした?」
女の子の方に向って、目線を合わせるようにかがんだ凌に倣って、私も同じように彼女のもとに向かっていく
する事もなく手持無沙汰で、公園のベンチに座ってとりあえずひと息つく事にした
「にしても、やっと半分くらい?」
「うーんたぶん……」
震源に近いほど道が崩壊していたため、周り道をする羽目になった私たちは、ようやく今日で半分帰ってきたと言ったところだろう
「あと何日かかるかな~」
うーんと背筋を伸ばしながら私が空を見上げていると、突然可愛い声の主に声をかけられた
「ねぇねぇ」
その声の聞こえる方を見ると、そこに立っていたのは1人の女の子
パッと見、幼稚園か小学生と言ったところだろうか?
「どーした?」
女の子の方に向って、目線を合わせるようにかがんだ凌に倣って、私も同じように彼女のもとに向かっていく