兄の好きな人 第二部
「うわぁ。なんかっ…なんかっ都会だねぇ」





駅から出ると裕子は興奮したように俺の腕にしがみついた





可愛いって…






「俺あんまり外出て遊ばないからあんま案内とかできないかも」






「いいのっ。お兄ちゃんと一緒に居られれば」









裕子が何気なく話す一言一言が
嬉しくて仕方がない





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