兄の好きな人 第二部
甘さ
「あ…。俺今日バイト入ってたんだった…。
そろそろ出なきゃ」







「…寂しいよー」






「っ。俺もだよー…。
ああ。行きたくねぇ」




俺は裕子をきつく抱き締めた






「待っててくれ…るよな?」






「…そんな顔しないで。待ってるから」







裕子は俺に触れるだけのキスをくれた








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