兄の好きな人 第二部
「んで…この動詞を」





俺達は普通に机に向かって勉強していた






裕子も
何にも俺のこと意識してないみたいだ






ホッとしたような





ガッカリしたような







「ね…。お兄ちゃん彼女できた?」







「えっ」









彼女






俺彼女いるじゃん




由美がいる



















今の今まで



一回も由美のこと思い出さなかった






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