sweet love
一番不思議に思うのは

かなっちとあたしとお姉ちゃんとかなっちの両親
という組み合わせに対して相手の人は両親と美雪さんだけ。

どうみてもあたしとお姉ちゃんはいらない気がする。

空席が一つあるのは何でだろう…

まだ誰か来るのかな?

話が行き詰まりシーンとしていた時…

『遅れてすいません。』

ドアの方から男の人が入って来た。

『えっと美雪の兄の亮です。』

梓依は顔をあげ亮の顔を見た。
え。

まぢかっこいいんですけど!

美雪さんの2つ上だから21歳!

20過ぎてもまだ黒髪なのがやけに
似合って…

背が高い…

顔なんて俳優なみ!

亮さんヤバい。

『あ…あたしは柊 芽依でこっちは妹の梓依です。
かなっちとはいとこなんです。』

亮さんは芽依を見たあとあたしを見てにこって笑った。

かなりドキドキしてる

『あの健太さんうちの美雪のどこが…』

真剣に質問する亮さんをじっと見つめるあたし。

結局
亮さんとは話せずに面談は終了…

話したかったなぁ。

なんて家に帰っても言うあたしにお姉ちゃんはニヤニヤと笑った。

『な…何よ!』

『いや…梓依もついにそういう時期か…て思って。』
そういう時期ってどういう時期?

『まぁそのうち梓依が少し大人になったら分かるわよ。』

なんて軽くはぐらかされた。


『それは恋だね…うん。梓依もついに恋に目覚めたかぁ。』

昨日のことを親友の楓に話したら…
やたらテンション高く言われた。

『なんか楓が楽しんでない?』

『そんなことないし。』




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