sweet love
帰って早速メール!

『こんばんわ…梓依です。』

なんか硬い
打っては打っては消してやり直す。

ぴろりん。


かれこれやる内にメールが届く。
『こんばんわ。亮です。
いやぁこれからじゃんじゃんメールしてね』

また亮さんに先を越される。

『はい・遠慮なくさせてもらいます。』

『メールだとかなり積極的!』

だってあたしがどんな顔してるか分かんないし…
緊張しないんだよね。

『亮さんは彼女いるんですか?』

ずっと聞きたかったこと… 返事遅い!まさか彼女
いるの?

まちにまった返事は…

『秘密』

はぃ?秘密って何よ!

いるってことかなぁ。
あたしには知られたくないのかな

『じゃああたし…亮さんの彼女候補に立候補!』

いやいや。大胆すぎるわ。削除と間違えて送信ボタンを押してしまう。

やばい、送信しちゃった!!

でも少し知りたい、亮さんがあたしのことどう思ってるか。
なかなか返事が来ない。

やっと来た返事は、

『梓依ちゃんが俺の妹になってくれるのはいいけど、彼女はなぁ…』

『じゃあ妹!!』

調子のいいやつ、あたしって。

狙い目の彼女は撃沈。
だけど妹にはなれました。
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