sweet love
亮さんはよこから見るなんて初めて。

ピアスがキラリと光っていて肌にはニキビのひとつも見つからないくらい。

髪の毛の黒色がやけに大人に見える。

半袖のシャツから少し見える筋肉はどうしたらできんのかな?

カッコイい…なんて見とれてしまった。

『何?梓依。』

『ぅ…うん別に!』

噛むし素直じゃないし最悪じゃん。

メールとかだと思い切って聞けるのにな。

人が目の前にいると緊張して…

『梓依もう着いた。』

え!今、我に返りました。

『亮さん…あ…ありがとうございました。』

『そんな緊張しなくても。』

亮さんはクスクスと笑った。

『あの亮さん…』

『ん?』

もっと一緒にいたいだなんて口がさけてもいえない。

『何でもない。またいつか。』

『じゃあね。』

優しく微笑む亮さんやばい!かっこいい!!

はぁ…行っちゃった。

亮さんはカッコイいし早く行動しないと駄目って言ったのは
もちろん楓とお姉ちゃん。
だけど誘うのが難しいんだってこれが…

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