執事と羊




「結構よ!!
早く出てってちょうだい!!」



「ふっ.....かしこまりました。
それでは、失礼いたします。」


宝井さんは一礼して
出てった。


確かに普通の執事じゃないわ...
なんていうか........


あたしの想像していた執事は
もっと礼儀正しくて
意地悪みたいなことしないはず!!



そんな疑問を抱きながら、
マーラ学園の制服を着て
部屋を出た...


「それでは、行きましょうか。」



「.....はい。」


ハーフで綺麗な顔立ちは認めるわ
でも、何かこの人には
もう1つの顔があるような気がする




「どうかなさいましたか?
せっかくのお顔が台無しになりますよ?」



..............?


「今の言葉はあなたが?」



「はい、そうでございます。
その他に誰がいらっしゃいますか?」



「ちょっと!
どういうことよ!?」


執事のくせに〜!!
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