執事と羊




「せっかくの可愛い顔が
台無しになるとおっしゃっているんです。」



淡々と言葉を述べ
あたしは何も文句がいえない。


今、可愛いと言った!?



「///////////」



「美優お嬢様?
大丈夫ですか?」


「だ!大丈夫よっ!!」


あぁ...もう...
イライラするわけじゃないんだけど
何か引っかかる





「そういえば、宝井さんは
学校に付いてくるの?」


「宝井で結構です。
はい、お嬢様に何かあったらでは遅いので
別室にて、ご同行させていただきます。


お帰りになられる際は
お迎えにあがりますので......」



へぇ......そうだったのね。
だから学校でも執事みたいな人が
うろついていたのか......



「美優お嬢様、ご飯が冷めてしまいますよ?
早く、召し上がって下さい。」




「あっ、はい!!」



昨日からずっとこの人のペース
あたしが主なはずなのに.....



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