執事と羊
あたしは、あの日にあったことを
柚に話した。
宝井さんのことも....
全部......全部.....
「それって........美優は宝井さんに
恋してるとしか言えないよ?」
全て話し終わった時に
すぐ柚に突っ込まれた。
「恋?......誰が?誰に?」
「だから、美優が宝井さんに!!!」
...........分からない。
羊の事を同時に
宝井さんのことでも頭を悩まされている。
首元に付いた
2人のキスマーク。
「.......執事だし.....」
「そんなの関係ないでしょう?
恋に障害は付きものなんだよっ!!!」