執事と羊




恋に障害は付きものって
言われても...........



ふと、思い出してみる
宝井さんの仕草、言動、キス



どれもかも皆あたしの脳裏に
しつこくこびりついている。










「美優、顔真っ赤だよ。
自覚してないだけなんじゃない?」




自覚...........


「だって、あたしまともに恋とか
したことないから分からないんだもん....」







「じゃあ..........ドキドキするか
試してみれば?」




「は!?」



「ダンスの練習してるんでしょう?」



「まぁ....そこそこ。」



「それ利用してみれば?
例えば、いつもより体密着させてみるとか....」




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