執事と羊
ーダンス練習ー





「美優お嬢様、もっと背筋を伸ばして
下さい。猫背になってますよ?」



学園が終わり、
家に帰るなり早々
すぐにダンスの練習。



そして、毎日同じ事を
注意されているあたし。




「だ、だって.......近いじゃない。」



柚に密着しろと言われたけど、
できるわけないじゃない!!



宝井さんの手があたしの腰に周り
もう片方であたしの手をとっている。


抱き合う...とまではいかないかもしれないけど、
同じような格好だ。






「はぁ......これでは、練習に
なりませんよ?」




うぅ〜〜
そんなこといわれたって....


柚に「恋してる」と言われてから
変に意識しちゃうんだもん。



どうしたらいいの〜!!!!!





「.....さま....美優お嬢様」










< 147 / 536 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop