執事と羊




「わかりました。」




若干、目を強く瞑って
宝井さんが口を開くのを待つ。



その間にもあたしの心臓は
破裂寸前で、寿命があと少しかもって
ところまできていた。





「美優お嬢様、私は貴女の事を..



ーーーーーーーーーー






愛しています。


この先、ずっと一緒にいてください。
美優お嬢様に出会って、
私は人の為に必死になることができました。


そんな私の人生を貴女に捧げましょう。」




チュ...



触れるだけのキス。



あたしは目を閉じていたから
不意打ちに気付かず、なんなくキスを
許してしまった。




『愛しています。』


それって好きの最上級だよ...
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