執事と羊
宝井さんは目を見開いて、
あたしの発言にビックリしている。
あたし間違ったこと言った?
宝井さんと踊りたいってそう思っただけなのに.....
「美優お嬢様、そのような言葉は
男である私に言わせて下さい。」
「ダンスに誘うのは男性の役目でしょう?
それなのに........貴女は.........
いったい、どれだけ私を
驚かせるのですか?」
「..そんなつもりは......」
「なら、仕切り直しましょう。」
そう言って、あたしの右手をとり
手の甲にキスをした。
「私と踊ってくれませんか?」
「///////はぃ」
宝井さんに誘われるって思ってもみなかったから
今のあたし、ニヤけてるんだろうな.....