執事と羊
キスをするってこんなにも
緊張して胸が高鳴るって知ったよ。
今日は俺、優しいからさ
いつもみたいに意地悪しないよ。
今日だけだけど....
俺のキスに一生懸命に
なってくれている美優が好き。
ピンクに染めた顔
その細い腕も
華奢な体も
全部、愛しているよ。
「りゅう....ゃ....」
「ん?」
「キス....長い//////」
「そう?」
まだまだ美優に触れたいから
俺は誤魔化す。
「気のせいじゃない?」って
ごめんな。
こんな婚約者で。