執事と羊
「だったら、尚更駄目です。
旦那様に申しつけられていますので。」
何よ........
そんなに好きでもない人と
あたしを結婚させたいわけ!?
大人って勝手よっ!!
それに学校っていう囲まれた箱庭では
どうにもすることが出来ない。
「あたしは.......婚約なんてしたくないわ。」
「そんなに嫌ですか?」
宝井さんんはあたしを上から見下ろし
少ししてからため息をついた。
「嫌よ。絶対に嫌。」
「それではーーーーーー」