執事と羊
申し訳なさそうに謝る龍夜..
龍夜は何もしていないのに....
「気にしないで?
クリスマスは夜中の0時まで
あるのよ?」
「..そうだな。」
本当は、二人で一緒にいたい。
そんなこと思っちゃ駄目なのに
思ってしまう。
欲張りすぎ
自分が嫌になるな.....
ドアを開けると、
いつもなら瑠衣さんがいるのに
今日はいない。
可笑しい....
すぐにそう思ったけれど
対して気にはしてなかった。
きっと、クリスマスぐらい
気をきかしてくれたんだなって
思っていたから.......
「じゃあ、あたし部屋にいるね?」
「俺も行く。
油断大敵だろ?」
「宝井さん、お電話がきておられます。」
メイドさんが龍夜に話しかけてきた。