執事と羊
「はい、赤外線しといたから」
「は?」
「メアド、俺の登録しといたから」
無理矢理!?
あたしは何も言えずボーっとしていた
少し強引な所が龍夜に似てる
いつの間にか遼くんと龍夜が重なっていた
全くの別人なのに
1箇所でも同じだと
面影が重なる。
龍夜......会いたいよ......
早く帰ってきてよ。
そう感じてあたしは御手洗に向かった
ーーーー......
「はぁ....」
冷たい水で顔を洗い
崩れてしまったメイクを軽く直した
もうすぐ、本格的に夏が始まる