執事と羊



鏡に映るあたしは元気がなくて
覇気がなかった。



大学にいるときは普通なんだけど
こう、自分の時間になると
無性に寂しくなって、恋しくなる



変かな........





そして、最後に鏡の前で
特大の作り笑顔を作り
御手洗を出た........ら......








「遅い。」



え?なんで...


遼くんがいるの?



「なんで、ここにいるの?」



「迎えに来た。」


意味が分からず首を傾げると



「だからっ!!!!!


抜けない?」


遼くんの顔は真っ赤で、
リンゴなんて比べ物にならないくらい....



あたしは更に驚いて、
その場の固まってしまった
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