執事と羊




「そういう問題じゃなくて....」



近付いてくる遼くんに
少し怖気付いてあたしは後ろに下がる



っていうか、此処って何処?



暗闇の中は余計怖くて
街灯1つがせめてもの救い



どうすれば...





「ねぇ、じゃあさ。」



「何?」



遼くんは立ち止まってあたしにこう言った




「心変わりってない?」







心変わり?



あたしが遼くんを好きになるって?



だから、ないって!!



もう何回言わせれば済むのよ。



あたしの心は誰にもやらない
< 415 / 536 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop