執事と羊
「そういう問題じゃなくて....」
近付いてくる遼くんに
少し怖気付いてあたしは後ろに下がる
っていうか、此処って何処?
暗闇の中は余計怖くて
街灯1つがせめてもの救い
どうすれば...
「ねぇ、じゃあさ。」
「何?」
遼くんは立ち止まってあたしにこう言った
「心変わりってない?」
心変わり?
あたしが遼くんを好きになるって?
だから、ないって!!
もう何回言わせれば済むのよ。
あたしの心は誰にもやらない