執事と羊
コツコツッ・・・・
ん?
なんか後ろから足音が・・・
気のせい?
あたしはまた歩きなおして
前に進むけれど
コツコツッ・・・・
どうしよう・・・
さっきよりも
近いような気がする。
あたしは鞄を握り締めて
足をとめる
そしたら
「おい」
「キャーーーー!!」
「俺だって!!」
肩を叩かれ
あたしは思い切り悲鳴を上げた
「うっ・・・っ・・」
あたしは涙目になって
後ろを振り返ると
「遼くん・・・・?」
昨日、知り合ったばかりの
遼くんがいた