執事と羊
「迷惑にならない?」
「ならないよ?
だから、送らせて?」
いつになったら龍夜の
甘い笑顔に慣れるのかな
あたし....溺れそう......
「お願い....します...」
「明日はあるの?」
「ううん。
もう夏休み.....」
今日が夏休み前最後の講義だった
だから、暫くは一緒にいれるよ?
「じゃあ...美優は俺のもの。」
「////ち、ちがう...」
恥ずかしくて反抗するけど
本当は嬉しい
龍夜のものになれることは
ーーーー.....
あたしと龍夜は会っていなかった時間を
埋めるように沢山話した
全部輝いていて
朝なんてこなければいい
って思った