執事と羊



「美優!!」


「ん?どうしたの?」


慌てて柚があたしの所へ
やってきた



「美優の愛しの龍夜さん
来てるよ?」



「えっ!?うそっ」


「ほーんと!!行ってきな?」



「でも.......仕事がぁ」



「抜けられそうに....ないか」


お店は超満員でとてもとても抜けられそうではなかった



せっかく龍夜が来てくれたのに
あたしは接客中




「そうだ!!」


「何かいい案ある?」




「ウフフ....」


絶対何か企んでるよ


柚のこの顔を見ればすぐ分かる



「で、何?」




「あのね.............」
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