執事と羊
「わぁ....並んでる」
そう、たこ焼き屋さんに着いたんだけど
行列ができていて
すぐには買えないくらい
「並んでるけど買う?」
「いい?」
「俺はいいよ?
美優が満足してくれるのなら」
なんでそんなに優しいのだろう
そんな龍夜の言葉にキュンッと音をたてて
ときめいてしまう
「じゃぁ...お願い...します」
申し訳ない気持ちの混ざっていて
声さ小さくなってしまう
「そんな気にしなくていいよ。
俺が好きで並んでるんだから」
そう言ってあたしの頭を撫でる
目尻に皺をつくって
クシャッと笑う顔が特大の凶器
あたしの思考回路を可笑しくさせる凶器
「//////」
公共の場でも照れてしまう....