執事と羊
たこ焼きを受け取って
何処か座れる所はないかと席を捜す
でも....
どこも一杯
「座る所ないよ...」
「俺は大丈夫だけど美優は大丈夫?」
いつもあたしの心配をしてくれて
時々、嬉しいけど悲しくなる
もっと、自分の事を大切にしてよ
自分の体の心配を先にしてほしいよ
「じゃあ、立ったままでいいよ」
「そう?じゃあ、あそこの隅らへんにしようか」
「うん♪」
あったかいたこ焼きみたいに
あたしの体も暑くなる
「いただきます///」
見られてるのって恥ずかしいな
まじまじをあたしを見る龍夜が気になって
上手く口に運べない
それどころか、つまようじでたこ焼きを
さすけどいっこうにすくえない...