執事と羊



まだ熱々のたこ焼きが
あたしの口の中に入った


一口サイズに作られているから
食べやすく、ちゃんとタコもはいっていた




「美味しい♪」



「口、付いてる」



「ん?」


あたしが首を傾けると
龍夜の腕が伸びてきて
あたしの口の横に触れる



あたしはその行動に反応して



「な、なに?」



と聞いた


「ソース、付いてる」


短文だけ言うと
親指でソースを拭って.......




ペロッ...



「うん、ソースは美味しい」



「//////」


な、何してんのよ!?



あたしが驚いているのをよそに
龍夜はもう1つたこ焼きをつまようじで
さして自分の口へ運んだ

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