執事と羊
「えっ...無理ぃ!!!!」
「俺の好きな所でいいって言っただろ?
だから、美優がメイドしている執事喫茶。
決定事項だから。
さぁ、行くよ」
「や、やだぁ!!!」
ーーーーーーー......
はい、そして今に至るわけです。
裏から龍夜のいるテーブルを
ちらっと覗くと、クールな表情で
ただ座っていた
その姿があまりにもかっこよかったから
あたしは一瞬息が詰まりそうになった
「ちょっと、何さぼってんのよ。
コーヒーできたから龍夜さんにね」
「柚っ!!
あっ、うん.....」
周りのいる女の子の黄色い声を
ききながら龍夜のテーブルまで
コーヒーを運ぶのが嫌だけど
これは仕事なわけで......
「ご主人様、コーヒーです」