執事と羊
「ほんっとに!!
今日は疲れたーーー!!」
「ねぇ...」
柚と話していても
龍夜のことが頭から離れない
「あれっ?
ねえ美優、龍夜さんいるよ?」
「えっ?」
下を向いていた頭を
勢いよく前に持ち上げると...
確かに...龍夜がいた
「ちゃんと待っててくれたんじゃん。
ほらっ、一緒に帰らないの?」
「う、うん!!
じゃあね!!ばいばい!!」
「明日もねっ」
柚に別れを告げて
龍夜が待っている門に走った
「あっ、美優お嬢様」
執事だ...
まぁいいや
龍夜がいてくれたんだし