執事と羊
「ン?何?」
柚はとっても言いずらそうに
あたしの首元を指指した。
「それって.........誰がつけたの?」
「それって?」
何が何なのか理解出来ないあたしは
なんでそんなに柚が照れてるのかも分からない
「首元......。
鏡で見てみなよ。」
「?」
言われた通り、
鞄から手鏡を出し自分の首元を映した
「何ですか?この赤いマーク。」
蚊に刺されたように
少し赤くなっていた。
でも、かゆみはないから
虫刺されじゃないんだと思うけど.......
「それって、一般にいう
キスマークじゃないの?」