執事と羊






「ヤキモチやき.....」



自然と口から出た言葉


言ったあとから気付いた



あたし.....なんてこと言ったんだろう....






「ふ〜ん...俺ってヤキモチやきかぁ」



何か企んでいる笑みを見せて
あたしを壁へと追い詰めていく



...ピンチ!?



「ヤキモチやきなんて言ってないよ!!」




「俺にはしっかり聞こえたけどな〜」



トンッ....


あれ?足が後ろに進まない....


これってまさかの行き止まりってもの?



「あは..あはははッ」


今更誤魔化しても遅いって
分かっているのに
あたしの脳みそはいうことを聞いてくれなくて



「ヤキモチやきなんて言ってないよ..」
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