執事と羊
「おはよ。美優さん。」
後ろから聞き覚えあある声がした。
この声って、
「羊.............。」
元!!婚約相手の羊だった。
はっきりいって今は会いたくないし
これからも避けれるのならば
避けたい相手。に決定!!
「羊、あたしは羊と婚約しないから。」
「美優さん、今までおとなしくしてたけど
俺の本性ってさ、
欲しいものはなんとしてでも
手に入れたいんだ。」
今までのおっとりした性格の羊は
どこにもいなくて、
男の顔をした羊がいた。
「欲しいものって?」
「クスッ.....
直接いわなきゃいけないの?
美優さん、あなたが欲しいんですよ。」
あたしの髪の毛を触り
視線を逸らすことなく
静かに言った。