執事と羊



部屋の外には2人のメイドさんがいて
あたし達を待っていた



「それでは、案内させてもらいます。」


メイドさんに従って
歩き慣れている廊下を進んでゆく


部屋は何室も連なっていて
どれが誰の部屋なのか
分からない。


あたしだって、入ったことがない部屋
沢山あるんだよね。



「美優お嬢様?」



声がして横を見ると
執事の宝井さんの顔がドアップ!



「わっ!!」


ビックリしたぁ〜....


いきなり現れないでよね?


心臓止まっちゃうでしょう....



「すみません。
お部屋にお着きしましたので.....」




気づくと...あたしの部屋だった。



「ごめんなさい。
ボォーとしていたわ。

中にあたしはいるから。」


「はい、
それでは後程お伺いさせてもらいます」


ここで、あたしと宝井さんは別れた
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