執事と羊
「そう。
ね、いいでしょ?」
「う〜ン...........
いいよ。
でも!!変なことしないでよ?」
「俺が美優さんに変なことしたことある?」
「ないけど.....」
確かに、あたしと羊は友達っていう
一線のまま一緒にいた。
それはこれからも変わらないはず。
「分かったよ....
一緒に踊ればいいんでしょう?」
「そうそう!
でも、練習はしてもらうからね?」
えっ!?
練習ですか。
私だって一応お嬢様なんだから
ダンスの基本は習っている。
同じ立場のはずなのに
なんだか上から見られて
気にいらないわ。
「練習?
そんなの必要ないわ。
踊る曲だけ教えてくれる?」
羊と踊るのは本番だけよ!!