執事と羊



「えっ!!////////」



あたしの想像してた事は
この前みたいなことをされるんじゃないかって
思ってた。



実は.......
宝井さんがこの前してきたキス
まだ、あたしの中に残って消えない。



忘れるかと思ってたのに
ゆっくりとじわじわと
毒牙のように侵食してきている。



大人のキスは刺激が強くて
全神経を麻痺させてしまうから溺れそうで危ない。





「顔、真っ赤ですよ?
そんなに赤くなられることでしたか?

美優お嬢様?」




口角をあげ、
妖しく意地悪に微笑む姿が
余計心臓に悪い。



なんでか分からないけれど
心臓がドクドクと音とたてている。




宝井さんはあたしの様子に
気付いたのか




「もしかして、熱でもありますか?」



って、手を額に当ててきた。


反射でビクッと体が動いた。
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